はじめに
インターネット回線の契約を検討するとき、「光回線」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。

特に、初めて光回線を導入する人がよく疑問に思うのが、
「光回線にはルーターが必要なの?」
という点です。
結論から言うと、ほとんどの場合、光回線を使うにはルーターが必要です。
この記事では、その理由を丁寧に解説するとともに、ルーターの役割、不要な場合の例、選び方や設置のコツまでわかりやすく説明します。これから光回線を導入する方や、通信環境を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。
光回線とは?まずは基本を理解しよう
光回線とは、光ファイバーケーブルを使ってデータをやり取りする通信方式です。光信号によって情報を伝達するため、従来の銅線を利用したADSLなどに比べて通信速度が非常に速く、ノイズにも強いのが特徴です。
光回線の主な特徴
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通信速度が非常に速い(下り最大1Gbps〜10Gbpsなど)
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通信が安定している(天候や距離の影響を受けにくい)
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遅延が少ない(オンラインゲームやリモート会議に最適)
現在、一般家庭で利用されている代表的な光回線サービスには次のようなものがあります。
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フレッツ光(NTT東日本・西日本)
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ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光などの「光コラボ」
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auひかり
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NURO光
これらのサービスでは、光ファイバーを自宅に引き込み、「ONU(光回線終端装置)」という機器を設置してインターネットに接続します。
しかし、このONUだけでは、パソコン1台を有線で接続することしかできません。スマートフォンやタブレットなど、複数の機器をWi-Fiで接続するには、ルーターが必要になるのです。
ルーターの役割とは?
ルーター(Router)は、簡単に言うと「インターネットを家の中に分配する装置」です。
外部のインターネット回線から届いたデータを家庭内の機器へと振り分け、通信を制御する重要な役割を担っています。
主な役割
複数機器を同時に接続できる
ルーターがない場合、ONUに直接つなげるのは1台のパソコンだけです。ルーターを使えば、スマホ・タブレット・テレビ・ゲーム機など、複数の機器を同時にインターネットへ接続できます。Wi-Fi(無線LAN)を利用できる
無線LAN機能付きルーターを使えば、LANケーブルを使わずにWi-Fi接続が可能です。家中どこからでもネットが使えるようになり、配線の煩わしさもなくなります。-
セキュリティの確保
ルーターにはファイアウォール機能やNAT(ネットワークアドレス変換)機能が搭載されており、外部からの不正アクセスをブロックしてくれます。家のネットワークを守る“防壁”のような存在です。
このように、ルーターは単なる“電波を飛ばす機械”ではなく、家庭内ネットワークの中心的な存在と言えます。
光回線にルーターが必要な理由
光回線を導入しただけでは、ONUという装置からネット信号が1本だけ出ている状態です。このままだと、LANケーブルで1台の機器しか接続できません。さらに、ONUにはWi-Fi機能がない場合が多く、スマートフォンやノートPCを無線でつなぐこともできません。
つまり、Wi-Fiを使いたい人、家族で複数台の機器を接続したい人にとって、ルーターは必須です。
| 利用シーン | ルーターなし | ルーターあり |
|---|---|---|
| スマホのWi-Fi接続 | × | ○ |
| 複数機器の同時接続 | × | ○ |
| ゲーム機のネット接続 | △(有線のみ) | ○(無線・有線どちらも可) |
| セキュリティ保護 | × | ○ |
光回線の本来の速度を活かすためにも、性能の良いルーターを使うことが重要です。古い機種や低性能のルーターでは、通信が遅くなったり、途切れたりすることもあります。
ONUとルーターの違い
初心者がよく混同するのが「ONU」と「ルーター」の違いです。
簡単に言うと、ONUは信号を変換する装置、ルーターは分配する装置です。
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ONU(光回線終端装置)
光ファイバーの光信号を、家庭内で使える電気信号に変換する機器。
光回線を使ううえで欠かせない装置で、通信事業者からレンタルされます。 -
ルーター
ONUからのインターネット信号を複数の端末に分配する機器。
無線(Wi-Fi)機能を搭載しているものが主流です。
両方が連携して初めて、家の中で快適なインターネット環境が整います。
ルーターが不要なケースもある?
実は、一部のケースではルーターを別途用意しなくても大丈夫な場合もあります。
1. ONUとルーターが一体化している場合
最近では、「ONU+ルーター+Wi-Fi機能」がすべて1台にまとまったホームゲートウェイ(HGW)という機器が増えています。
特に、ドコモ光・ソフトバンク光・auひかりなどのコラボ光では、レンタル機器として提供されることが多いです。
このタイプを使っている場合、追加のルーターを購入する必要はありません。
2. 有線で1台だけ使う場合
Wi-Fiが不要で、デスクトップPC1台をLANケーブルで接続するだけなら、ルーターなしでも利用可能です。
ただし、今の時代、スマホやタブレットを全く使わない人はほとんどいません。したがって、実質的にはルーターが必要と考えて問題ありません。

光回線用ルーターの選び方
ルーターを選ぶときは、「どんな環境で、どのくらいの速度を出したいか」を意識することが大切です。以下のポイントを確認して選びましょう。
1. 通信速度に対応しているか
光回線は最大1Gbps〜10Gbpsの高速通信が可能です。
ルーターがその速度に対応していないと、ボトルネックとなって速度が出ません。
「ギガビット対応」や「Wi-Fi 6対応」と明記されたモデルを選びましょう。
2. Wi-Fiの規格を確認
Wi-Fiの通信規格は世代ごとに性能が異なります。
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Wi-Fi 4(11n):古い。速度が遅い。
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Wi-Fi 5(11ac):一般的。十分速い。
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Wi-Fi 6(11ax):最新。通信が安定し、高速。
今から購入するならWi-Fi 6対応ルーターがおすすめです。
3. 同時接続台数と通信範囲
家族の人数が多い、部屋数が多い、IoT家電が多い場合は、同時接続台数や電波の届く範囲をチェックしましょう。メッシュWi-Fi対応モデルを選ぶと、広い家でも安定した接続が可能です。
4. セキュリティ機能
最新の暗号化方式「WPA3」に対応しているか確認しましょう。
また、ペアレンタルコントロール(子どものネット利用制限)やゲストWi-Fi機能があると便利です。
ルーター設置のポイント
設置場所や設定方法によっても、通信の安定性は大きく変わります。
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設置場所は家の中央・高めの位置に
壁際や床に置くと電波が届きにくくなります。棚の上や家の中心部など、電波が行き渡りやすい場所に置きましょう。 -
電子機器や金属の近くは避ける
電子レンジ、テレビ、冷蔵庫などの近くは電波干渉の原因になります。 -
初期設定を忘れずに
初期パスワードを自分用に変更し、ファームウェアを最新にアップデートしましょう。
WPS機能付きの機種なら、ワンタッチで接続設定が可能です。
まとめ:光回線を使うならルーターは必須!
ここまでの内容をまとめると、以下の通りです。
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光回線だけではWi-Fiは使えない(ONUのみでは不十分)
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スマホ・タブレットなどを接続するにはルーターが必要
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一体型機器を使っている場合を除き、ルーターを自前で用意するのが一般的
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ルーターは通信速度・Wi-Fi規格・セキュリティなどを考慮して選ぶ
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設置場所や設定を工夫すれば、通信はより安定する
光回線は高速で安定したインターネット環境を提供しますが、その性能を最大限に引き出すのはルーターの役割です。
これから光回線を契約する人や、Wi-Fi環境を改善したい人は、ぜひ自分の生活スタイルに合ったルーターを選んでみてください。
正しい知識を持って機器を選べば、仕事も動画視聴もオンラインゲームも、今よりずっと快適に楽しめるはずです。

